一相性と三相性
低用量ピルにもいろんな種類がありますが、大きく分類すると、
1)一相性ピル
2)三相性ピル
の2つのグループに分けられます。日本で発売されているピルでは、一相性ピルはオーソとマーベロン、三相性ピルはアンジュ、トリキュラー、トライディオール、シンフェーズ、ノリニールがあります。
一相性ピルは、1サイクル21錠の中身がすべて同じ、つまりどの錠にも同じ量のホルモンが含まれています。
三相性ピルは1錠あたり含まれているホルモンの量が3段階に変化します。
前回説明したように、自然な生理サイクルでは、生理が終わった後にまず卵胞ホルモンだけ分泌され、しばらくしてから黄体ホルモンも分泌され始めます。
三相性ピルはこの自然なサイクルに近づけるため、シートの初めの何錠かは黄体ホルモンの含有量を少なめにし、3段階かけて増やしていくようになっています。
忘れっぽい人は一相性を
一相性か三相性、どちらが良いかはいちがいに言えません。
のみ忘れがなければ、どちらも確実な避妊効果を期待できます。
のみ忘れた場合は一相性ピルの方が安全です。
三相性ピルの場合、特にシートの初め頃は黄体ホルモンの量をギリギリまで少なくしているので、1日ののみ忘れで避妊効果が弱まる恐れがあります。
なので、のみ忘れしそうな人は一相性ピルの方がお勧めです。
一相性ピルと三相性ピルにはもう一つ違いがあります。
三相性ピルは決められた順に服用し、21錠をのみ終えたら必ず7日休む(あるいはプラセボを服用する)、そして次のサイクルに入らなければならないのに対して、一相性ピルは、21錠のみおわった後に、すぐ次のシートをのみ続けても構わないのです。
たとえば、1シートのみ終わった時点で生理が始まるのが不都合なら、次のシートを7錠とか10錠とか続けてのんで生理をずらせることが可能です。
また生理痛がとても辛い女性には3シート(63錠)くらい連続して服用し、生理を2カ月に1回くらいに減らすようアドバイスすることもあります。
三相性ピルでこれと同じことをしようとすると、ちょっとややこしくなります。






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