カラダのお悩みQ&A

痩せ過ぎ注意

これまで3回、痩せるための心得を書きました。
今回は『痩せるのもほどほどに』というお話です。
世間では、メタボリックシンドローム(最近はお気軽に「メタボ」などと略されていますが)が話題を集め、太り過ぎが体に良くないと知れ渡るようになりました。
そうでなくても、今の女性たちにとって肥満は天敵のようなものでしょう。
しかし、太り過ぎだけでなく、痩せ過ぎも体に良くありません。

BMIとは

痩せているか太っているかを判断するにはBMI(ボディマス指数:Body Mass Index)という数値を使います。
これは、キログラム(kg)で表した体重をメートル(m)で表した身長で2回割った数字です。
この数字が、ヒトの肥満度を表す指数として用いられています。
BMIを算出する際に使われるメートル(m)は、センチメートル(cm)とは違う単位ですので、それを間違わないでください。
たとえば、身長160センチメートル、体重50キログラムだったら・・・
(160センチメートル=1.6メートル)
50÷1.6÷1.6=19.53125≒19.5 ← これがBMI
この数値は18を下回るようなら痩せ過ぎ注意報です。
では、BMI値が18というのはどれくらいなのでしょうか。
身長=155cmなら、体重およそ43.2kg
身長=160cmなら、体重およそ46.1kg
身長=165cmなら、体重およそ49.0kg
これより体重が少ないと痩せ過ぎです。
「えっ、そんな・・・・!」と思うかも知れませんね。
多くの現代女性とって、これくらいの数字は理想の体型かもしれません。
けれど、健康という観点からはちょっと危険な数字なのです。

痩せ過ぎはどうして健康に悪いの?

これには大きく2つの理由があります。
1つは痩せるまでのプロセスが健康に有害かもしれないこと、もう1つは痩せ過ぎていること自体が健康に悪影響を及ぼすことです。

生まれつき痩せている人がいるのは事実ですが、それでもBMIが18未満になるのはたいてい病気で食欲がなくなってしまうか、かなり激しいダイエットをした場合です。
激しいダイエットでカロリー制限をすると、カロリーだけでなく、ほかの栄養も不足しがちです。
そのため、体の抵抗力が落ちて、ちょっとしたことで風邪をひいたり、カンジダになったりします。
また、鉄が足りないと貧血、カルシウムが足りないと骨粗鬆症の原因になります。

さらに、痩せ過ぎは女性のホルモンバランスを壊します。
女性ホルモンがきちんと分泌されるには、ある程度の脂肪、特に皮下脂肪が必要なのです。
「ある程度」とはどれくらいかと言えば、体脂肪率で15~20%くらいです。
体脂肪率が20%を下回ると、生理が不順になったり止まったりする人が出始めます。
また、15%を下回るとほぼ全員が生理不順あるいは生理が止まってしまいます。
生理そのものは決して愉快なものではありませんが、生理がきちんと来るように女性ホルモンがちゃんと分泌されていることは、女性の健康にとってとても大事なことなのです。

なので、痩せたい願望もほどほどに、健康を壊さない範囲にしてください。

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